iPhone11を購入してからスマホ用電動ジンバルの出番が増えてきました。
ついつい新しいものが気になっちゃうんですよねぇ〜。
ってことで今回ご紹介するのは、クラウドファンディングで支援したZHIYUNの「Smooth Q2」です。
結構前に届いてはいたのですが、ちょうど良い作例がなかなか撮れずにレビューが遅くなっちゃいました。
最近はアームが折り畳めるタイプが主流ですが、これは折り畳めません。
でも従来品よりもだいぶコンパクトなので、気軽に持ち運べるとは思います。(後述の問題はあるけど)
基本的なモードは5種類
- パンフォローモード:移動撮影に有効
- ロックモード:クレーンショットやドリーショットなどに有効
- フォローモード:スムーズなパン/チルト撮影に有効
- POVモード:ジェットコースターなどで一人称視点での撮影が可能
- VORTEXモード:360度ぐるぐる回転する特殊撮影
専用アプリ「ZY PLAY」を使用すれば特殊撮影も可能です。
ZY Play
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インカメラでもオブジェクトトラッキングできますよ。
チルト方向の可動領域が広いので安定して使用できます。
OSMO Mobile 3やVLOG Pocketはチルト方向の可動領域が狭く、移動撮影時に上下動が目立ったしまったんですよね…。
それと自撮りモードがインカメラに切り替わるのではなく、180度回転してくれること。
これでより高画質なアウトカメラで自撮りすることが出来るだけでなく、スマホ以外にもアクションカムやVRカメラでも使用することができちゃいます。
使用するカメラによってスペーサーを挟み込むなどの工夫をしてみてください。
ジンバルのトルクも大きいように感じ、じわっと動かす場面でも引っかかるような印象はありませんでした。
若干重い様な気もしますが、軽過ぎるのもブレの原因になるので個人的には許容範囲内です。
ただしグリップが握りづらく重さ以上に重さを感じるので、女性や子供では長時間使用はキツそうな感じです。
まぁそもそもデザインも男性好みの印象ですし、ターゲットユーザーが絞られているのでしょうね。
このブログよりも先にEngadgetの記事をご覧になった方もいらっしゃると思います。
その後色んな場面で使用していたら気になる点もいくつか出てきました。
クイックリリースはバランスの再調整が不要というものなんですけど、個人的には全く不要ですね。
そもそも電動なので(ジンバルへの負荷は多少増えますが)厳密なバランス調整をしなくても使えますし、何度か使えば自分のスマホならどこでバランスが取れるのか分かるじゃないですか。
一番使い勝手が悪かったのが、Engadgetでも言及したアームのロック機構がないこと。
とにかくブラブラしちゃって持ち運びづらいんですよ…。
これについてはInterBEEでZhiyunスタッフにも伝えておきました。何らかのアクセサリーパーツで解決できると良いのですけどね。
とりあえず伸縮性のある100均のペットボトルホルダーに入れて使ってますw
iPhone11の広角カメラ(1.0倍の標準的なカメラのこと)で撮影していると気づかないのですが、超広角レンズにするとロール軸のジンバルがかなり映り込んでしまいます。なので超広角ではフォローモードは使用できません。
iPhoneのカメラ位置ならまだ良い方で、スマホによっては全く使い物にならないかも知れません。
これは購入前にチェックする必要があります。
既に購入してしまってお困りの方は、あえて重りを付けてカメラの位置をずらすなどで対処するしかなさそうです。
PFモードなら持ち手を変えてみると良いでしょう。
持ち運びづらさはありますが、スマホで安定して撮影したい場合には活躍してくれそうです!
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