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立体物を手軽に3Dデータ化「POP 3D Scanner」

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今まで360度写真で空間を記録したり、CADデータを3Dプリンタで出力したりしてきました。

となると、次にやりたくなるのは立体物の3Dデータ化です。
今回は手軽に3DスキャンできるRevopoint「POP 3D Scanner」を試してみました。

こちらが3Dスキャナー本体。
投光器、RGBセンサーの他、2つのIRセンサーを内蔵することにより、高精度の3D点群データを取得することができます。
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パソコンとスマホに対応しているのですが、折角のハンディースキャナーってことでまずはiPhoneで試してみます。
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ところが付属していた紙のマニュアルがちょっと分かりづらい…

スマートフォンにパーソナルホットスポットを設定します。
デバイス名:POP
パスワード:12345678

これの意味がなかなか理解できなかったのですが、どうにか接続できました。(動画で手順を解説してます)

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上手く接続できたら、左側にRGB画像深度画像が表示されます。

ここまでくればあとは超簡単♪
対象物とのの距離を合わせたらスキャン開始して、ぐるっと読み取れたら完了です。(デフォルトの「Feature mode」でスキャン)
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ただしスキャン範囲外となってしまった脳天や顎の下などには穴が空いてしまっています。
これは簡単な穴埋め機能でサクッと処理して保存。

でもスマホ版では保存形式(PLY、OBJ、STL)はスキャン前に選ばなければならないので注意が必要です。(これは改善して欲しいですねぇ…)
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またテクスチャ付きでもスキャン可能ですが、黒い部分は測定しづらいので穴が空いてしまいました。
全体的に暗い色の物体をスキャンする場合には「Dark mode」を使用すると良いでしょう。
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3Dデータが出来たので、くまさんを1/2サイズで3Dプリントしてみました。
こうなってくると増々楽しくなってきますね〜♪
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あとは「Face mode」も試してみました。
これはその名の通り人間の顔をスキャンするのに適しているモードです。
全身スキャンに適した「Body mode」と合わせて、3Dアバターなどを作るのも良いですね♪
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パソコン版アプリの方がより高度なスキャンが可能なのですが、残念ながら我が家のMac mini M1ではデバイスを認識してくれませんでした…
機動性なども考えるとWindowsのノートPCで使用するのが一番相性が良いのではないでしょうか。

とにかく手軽に3Dスキャンできるので、色々用途が広がりますね♪

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