それでは実際に撮影してみた感じをレポートしてみます。(やっとかよw)
まずはCCDのスペックを数字で比較。
項目 | SH11 | FH11 |
---|---|---|
撮像素子 | CMOS 1/3.6型 | CMOS 1/2.5型 |
総画素数 | 430万画素 | 810万画素 |
動画有効画素数 | 400万画素 | 531万画素 |
静止画有効画素数 | 400万画素 | 800万画素 |
最低被写体照度 | 4 ルクス | 2 ルクス |
動画最大記録 | Full-HD 1920×1080 60i (60fields/s, 16Mbps) |
Full-HR 1920×1080 60p (60fps, 24Mbps) |
静止画解像度 | 3648×2736* | 4000×3000* |
こうやって見ると新型であるSH11の方がスペックが低い様に感じますね。
でも実際はこの数字程の違いは感じられませんでした。
それよりも前回レポートした画角比較でのSH11の優位性の他に、以下にまとめたフォーカスと手ブレ補正の強化によってSH11は間違いなくお勧めできる機種であると確信しました。
フォーカス
オートフォーカスが速くなりました!
Xactiの最大のネックだったオートフォーカス(AF)が賢くなってピントが合うのが速いです!
FH11ではAFが遅くて(と言うよりも賢くなくて)運動会等ではなかなか上手く撮ることが出来ませんでした。
これなら我が子の活躍シーンをピンボケせずに残せます。
ただ、相変わらずマニュアルフォーカス(MF)は全然ダメです。
リニアにピントを合わせられないし、撮影中のピント送りも出来ません。
上位機種なら撮影中も操作可能なリニアなフォーカスリングを付けて欲しいです。
で、とりあえず手元にあった物をサッと撮ってみたのがコレです。
SH11 | FH11 |
---|---|
通常AF マクロじゃなくてもかなり寄れます! |
通常AF 普通はこんなもんですよね |
マクロモード 自然な色合いでピントもくっきり |
マクロモード 被写界深度が浅く綺麗なボケ味 |
上段は通常のAFで撮影したものですが、SH11では結構近くまでピントが合います。
下段はマクロモードで撮影したもので、オートですがFH11の方が被写界深度が浅くなりました。
そう言えば先日写真を撮ったときもSH11は被写界深度が深かった様に思います。
色味はSH11の方が自然な感じです。
手ブレ補正
手ブレ補正もかなり強化されています!
高倍率になったので手ブレ補正の強化は当然と言えば当然ですが、これは助かります。
素早いパンをしたときには「映像が後からついて来る」様な感じがします。
「ビュッ」とパンしたものが「ぬるっ」と止まります。(言葉じゃ伝わらないでしょうが…^^;)
これは映像信号を一度バッファに貯めて、補正処理を施してから録画されているためと推測されます。
SH11とFH11ともに「独自の電子式手ぶれ補正」としか記載されていないので、処理のアルゴリズムが見直されたのでしょうか?
その他の新機能
- サウンドズーム機能:ワイドモード、ガンマイクモード、ズーム連動モード
- 色認識による被写体追尾機能:被写体の色を設定してピントを追尾
- Eye-Fiカード連動機能:Eye-Fiカード対応でワイヤレスにパソコンに接続可能
総評
とにかくSH11は
「小さい!」「軽い!」「カッコイイ!」
それだけで買う価値ありです!
さらに「オートフォーカス」と「手ブレ補正」が強化されています!
もう迷うことはありません。
そろそろ値段がこなれてきたからSH11を購入することをお勧めします。
ただ、どうしても残念なのはフィルタネジが切っていないこと…。
ってことでステップリング自作しちゃいました!
どうしてもコンバージョンレンズやフィルタを付けたい方はFH11を購入するか、次回レポートする自作ステップリングの製作にチャレンジして下さい。
▶自作ステップリング初級編:http://d.hatena.ne.jp/d_wackys/20100326/1269591262
▶自作ステップリング上級編:http://d.hatena.ne.jp/d_wackys/20100327/1269699615